畳表の原料として歴史的にも日本人の生活に欠かせない「い草」。
熊本県が日本一の生産量を誇っており、八代平野は日本随一の一大生産地として、
日本人の和のライフスタイルを支えています。
近年、洋風のライフスタイルが好まれるなど、生活環境の変化や人口減等により、
人々の畳離れが進行しつつあり、日本らしさを象徴する素材でありながらも、
い草をとりまく状況の変化に産地としても危機感を抱いていることも確かです。
その中で、い草の持つ癒やし効果やデトックス効果に注目があつまり、
食用としての新たな可能性が今後の産地の未来を創るのではないかと言われています。
天然素材であることからアレルギーや自然志向の生活を好む方々からの注目も高まり、
食用いぐさの可能性に産地でも様々な動きが生まれています。
カラダに直接入るものだから、無農薬で丁寧に栽培したい。
熊本県産食べるいぐさ『ゆいのくさ』推進協議会が定めた、食用いぐさの栽培ルールを満たし、
人間にとって安心・安全なものだけを熊本県内で生産される農薬不使用のいぐさと認め、
食べるいぐさ「ゆいのくさ」(商標登録済)として、食用いぐさの安全・安心ブランドを
制定いたしました。